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お雑煮の文化

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2018年、あけましておめでとうございます。

我が家は毎年どこにも行かず、年末年始は来客の予定で割と終わってしまいますが・・
今年は長く休みを取る方も多いようですね。

お正月は、1年で一番めでたい豪華な食事が並びます。
昔は数え年で年をとることもあって、正月=みんなの誕生日、という部分も大きかった日。
今も、新年はみんなの誕生日を祝うような華やかさが残っています。

さて、ここで日本のお雑煮について。

お雑煮が日本料理に誕生したのは室町時代ですが・・
ちょうど、日本料理のルーツとなる本膳料理ができた時代です。
(※本膳料理は神様と食事の繋がりが深く、現在はお祝い事などの席で振舞われる料理に残っています)
本膳料理では最初に雑煮が提供されて、酒の肴としてそこからおもてなしが始まるので宴の最初を担う重要な食べ物でした。
その縁起の良い食べ物を、1年の始まりに食べるのが、いつのまにか習慣になっていったそうです。

昔はお米が高価だったので、室町時代にお餅を食べられたのは一部の人たちだけだったようで、お餅が庶民の間で食べられるようになったのは江戸時代以降・・
お餅がお雑煮の具として一般的になったのは比較的歴史が浅いですが、お雑煮の歴史は非常に古いものになります。

お雑煮というと、各地や家庭で非常にバリエーションが多いのが語られますが、それも、その土地にあるものを煮混ぜる=雑煮、というルーツから来ていると考えられています。
我が家は義両親が京都の人なので、お雑煮も京都式でお祝いしますが・・
お雑煮は本当に地域によって全然違うので面白いです。
京都のお雑煮には文化の深さを感じます。
西京味噌で味をつける白味噌仕立てのお雑煮は、味も丁寧で華やかです。

関東と関西という分け方をすると、
関東は角餅、関西は丸餅という違いだけでも文化の違いが大きいですが、
丸餅を使うのは、角が立たない・・ということで丸いお餅や具を入れるのだと義母から教わりました。京都のお雑煮はお餅以外の具も角を取って入れられます。

白味噌のお雑煮

それに対して関東が角餅なのは、人口も多く量産面で角餅が貢献したことに由来するようです。
私の父の実家は和菓子屋なので、お正月の頃はお餅を大量に作っていました。
大きなお餅の板を家で切り分けるのが重労働だったのを記憶しています。というわけで、私の地元(静岡県静岡市、静岡県伊豆市)も角餅文化です。

江戸を中心とした関東には効率が求められる文化が多く、関西には丁寧さが求められる文化が多いのも、江戸時代の人の流れによるところが多そうで面白いです。
江戸が醤油文化なのも、「つゆは飲みほさないのが粋」という効率性を重視した食文化から来ていて、関西が出汁文化なのは「つゆを全部飲み干すのが礼儀」なんだからだそうです。

それ以外にも、地域によっては小豆汁だったり、きな粉餅だったりと、いろいろなお雑煮がありますが、その地域にその文化が根付いた歴史や、お雑煮が「旧年の感謝と新年の五穀豊穣の祈り」だと思えば、昔、その土地に住んでいた日本人の考えたお雑煮の文化がとても尊いものに感じます。

2018年、人口減少で地域の文化の保護が課題になっていくと、ますます地域の食に目を向ける重要性が高まっていきます。
フードコーディネーターとして、皆様になるべく正しい知識を発信していけるように務めますので、今年もどうぞよろしくお願いします。

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