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2018年の七夕は?旧暦と太陽暦

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「暦の上では」と天気予報で発表される季節は、大抵暑い日に秋を伝えるものだったり、寒い日に春を伝えるものだったりします。
立秋は8月の初旬なので、「暦の上では秋に」なんてニュースで読まれたりしますが、
立秋は「ここが一番暑い時期なので、これから秋に向かいますよ」という意味で『一番暑い時期』を指し、
立春は「ここが一番寒いのでこれから春に向かいます」という『一番寒い時期』を言います。
2018年の立秋は8月7日です。昔の人は季節表現が先取りでした。

「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前18日間を「土用」と言います。実は土用は年に4回。夏の土用が一番有名です。
この季節、夏痩せを避けるために昔の人が鰻を食べた「土用の丑の日」。
商業と結びついて人々の暮らしに根付きました。
2018年の夏の土用の丑の日は「7/20」と「8/1」です。年々、鰻は食卓に上りにくくなっていますね。

先日、この本を読んでいて、七夕がもとは太陰太陽暦7月7日の行事だということを知りました。

2018年の七夕は、なんと8月17日(金)。
今年も新暦の7月7日は見事に雨が降りましたが(しかも豪雨でしたね・・)、七夕は旧暦の7月7日を無理矢理新暦の日付に当てはめたため、梅雨に当たってしまい、雨になることが多いようです。
実際は新暦8月時期のお祭りなので、本当は織姫(こと座のベガ)と彦星(わし座のアルタイル)が一番光を放つ時期に当たります。

東京の空は明るいのでなかなか観られないのですが、夏の夜空には天の川が輝いています。
新暦の日付に旧暦の日付を当てはめたことで梅雨に七夕が行われることになるとは、昔の人も想像しなかったことでしょう・・。
織姫は裁縫の神様を表し、彦星は農業の神様を表していて、梅雨が明ける時期にお盆を控えてこのお祭りができたようです。
そういえば、七夕のお祭りで一部地域ではお浄め行事をしていますが、お盆前に身を清める儀式が由来なんだとか。

ちなみに、お盆はもともと旧暦の7月15日(七夕が終わって最初に来る満月)に設定されましたが、今はそれを無理矢理新暦に当てはめたので、東京では7月15日、地方では1ヶ月遅れで8月15日が中心になっています。
お盆の由来については、前記事にまとめていますので、そちらをご覧ください。
http://yoshikokitchen.com/?p=2767

さて、有名な東北の三大祭り「仙台七夕まつり」「青森ねぶた祭り」「秋田竿燈まつり」は8月に行われる七夕由来のおまつりです。
東北以外にも、七夕を新暦に移す際に「月遅れで8月7日」に設定している地域があるようですが、大きな夏祭りが七夕から来ていることが多いので、昔の人たちにとって七夕がお盆前のタイミングで重要な意味を持っていたことが分かります。

日本でハロウィンが巨大なお祭りに成長したり、クリスマスが根付いたり、「お祭りが好きなのは日本人の血」と言われたりしますが、もともと私たちの先祖たちは農業がひと段落ついたタイミングで生きられた感謝と日頃の穢れを落とし、日々の感謝や先祖の供養をするということに大きな意味をもたせていたようです。

ハロウィンは海外のお盆ですし(供養とはちょっと違う気がしますが)、クリスマスは海外の神様生誕祭なので、割と近いものがあって受け入れる土壌があったのかもしれません。
商業的に私たちの生活に入ってきたものですが、積極的にみんなで楽しむのが日本らしい気がします。

2018年は8月17日が本来の七夕です。
空を見上げてこと座のベガとわし座のアルタイル、天の川が輝いているのが見えたら、夜空を見て月から日付を作った昔の人たちが七夕を盛大に祝った気持ちが少しわかるのかもしれません。
今年の七夕、雨が降って願いがかなわなかったという方は、本当の七夕で願ってみては・・。

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