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到来する人工知能の時代に食育の強さを考える

公開日: : 食のコラム , ,

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12/2、12/3とセミナーでした。
12/2(土)は日本フードコーディネーター協会プロ技講座、『大人の食育講座』
12/3(日)は『脳科学が解き明かす!子どもを成功へと導く「やりぬく力」の伸ばし方』

ということで、教育週間です。

みなさんは、2045年問題をご存じでしょうか?
人工知能が自らを規定しているプログラムを自身で改良するようになると永続的に指数関数的な進化を遂げるため、
ある時点で人間の知能を超えて、発明などはすべて人間ではなく人工知能が担うようになる特異点が、2045年だとする説です。

本当にそうなるかは分かりませんが、人工知能が生まれたことで今迄当たり前にあった私たちの仕事は人工知能に取って代わられ、
今後、人間にしかできない仕事のみが残っていくと言われていますね。
そこで教育でも学力の定義が変わることになりました。

2020年度から、大学入学共通テスト(仮称)が導入されたり、学習指導要領が小中高と改訂されます。
具体的には、今迄の詰込み型だった「知識を得る」ための勉強は人工知能が担うため、
より人間力の高い人を評価し、学力=人間力としようというのが今後の教育です。(現状の流れです)

これから必要とされるのは、「問題解決能力」と「コミュニケーション能力」です。
そこで、私は改めて食育が見直されるだろうという仮説を立てています。

それはなぜか。
人間力というのは、感謝の心であり、自分自身の強さであり、判断力や表現力、思考力です。
※改訂される学力指導要領の要素より

それらを鍛える上で、食というのは非常に有効だからです。

まず、私たちが食べているものは、農業や漁業、畜産業などに携わる誰かの「お蔭」であり、
そこに加わる調理や料理の方法であり、命をいただくという行為です。
食べるとは、生きることです。
西日本で広まっている「弁当の日応援プロジェクト」がありますが、これも、子どもが自分でお弁当を作ることによって、
感謝の心と生きる力が育まれた例のひとつです。
弁当の日応援プロジェクト

食というのは、五感を使って楽しむことができます。
つまり、感性を養うことが可能です。
しかも、毎日3食食べていれば1日のうちに3回もチャンスがあります。

私には2歳の子どもがいますが、ある日、食事中の子どもがお味噌汁に入っていた半円型の人参を見て
「お月様みたいネー」
と言いました。私は、その時初めて、その日の帰り道に観た月が半円だったことを思い出し、
半円型に切る切り方を「半月切り」と呼ぶことを思い出しました。
昔の日本人は、輪切りの半分を、半月切りと名付ける感性があったんですね。
そして、子どもは感性の天才だと思います。

食というのは、目でみて形を知ることも、数を知ることも、
食べて味を覚えることも、温度を感じることもできます。
そして、それを伝えることは表現力であり、思考力です。
その食事がどこから来たものなのか知ることは、感謝の気持ちを育てます。

これからの時代に求められるコミュニケーション能力とは、
食育の場で磨くことができる能力です。

現在、同業者が一生懸命『生涯教育となる食育』を、企業活動でどうしていこう?
ということに取り組み始めています。

私の野望も、食卓から人を変えて、世界を変えること。
子どもの感性から学び、子どもの感性を磨いてあげたい。

フードコーディネーターとしても母親としても、食育に掛ける想いが強くなった週末でした。
これから、食育のことは色々試行錯誤しながら勉強していきますので、また何か気付きがあればご報告します。

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