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乳児に湯ざましが必要ない理由

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子供が産まれると初めて向き合う「離乳食」や「子供の栄養」。
今と昔では事情が異なるので、自分の親世代の習慣が通じなかったりすることも多く、母親を悩ませます。

自分が育児に携わってみて、これは発信しないとならないなと思ったこと。
湯ざましと果汁について。

現在の育児においては、「湯ざまし」や「果汁」は離乳食を始める生後5〜6ヶ月までは与えなくていいといわれます。
子育てをした世代によって言われてきたことが違うため、事実を知らないと母親が周りに振り回されてしまうかなと・・。
※育児書に「沐浴後に湯ざましや水分を与える」という文面が載っているものがありますが、沐浴後は授乳をすれば大丈夫です。ご注意を・・。

離乳食テキスト

離乳食テキスト


まず。
乳児に果汁を与えなくて良い、ということが発信されたのは2003年、世界保健機構(WHO)からというので・・つい最近のことです。つまり、祖父母世代は乳児に果汁を与えるように指導されています。私たちも果汁で大きくなっています。

それまでは、母乳研究が今ほど進んでおらず、粉ミルクは現在のものよりも牛乳に近く水分やビタミンの含有が少なかったので、果汁や湯ざましを用意してビタミンや水分を補うのが当たり前でした。
しかし、母乳研究が進むと母乳を与えていれば水分やビタミンをあえて与える必要はないことが分かり、粉ミルクは母乳栄養に近づける改良が重ねられ、水分が増えてビタミンも添加されました。(現在の粉ミルクは母乳特有の成分も添加されています)

つまり、母乳を与えていれば水分やビタミンが不足することはなく、また、粉ミルクでも水分やビタミンを補うことが出来るようになりました。
病院の指導で粉ミルクを薄めて与えるように言われた母親がいるかもしれませんが、それは発育が良いお子さんが水分補給をする手段のようです。

生後5〜6ヶ月の離乳食を始めるタイミングになると、今まで母乳や粉ミルクが栄養源だった乳児が食事を消化する練習に入るので、水分や果汁を与えて飲み込む練習をさせていきます。
それでも、母乳育児の子供の中には母乳以外の水分を一切取りたがらない子供(強者)もいるので、その場合は無理に果汁や水分を与えなくても良いということになっています。代わりに母乳を頻繁に与えなければならないので、母親は水分と栄養を奪われて体力的に大変ですが・・。

乳児のばぁばが「湯ざましは?果汁は?」と聞いてきたら「飲ませている粉ミルクに湯ざましと果汁成分が入っているから与えなくても大丈夫とお医者さんに言われました」と、かわして下さい。
「今の粉ミルクは便利になったのねー」
で、納得してもらえるはずです。(母乳ではなく粉ミルクを引き合いにするのがオススメ)

それにしても、数年で子育ての常識が変わってしまい、それを日常的に知る術がなかなかないというのは大変です。
私も食育の勉強は引き続き続けていますが、世代間ギャップや最近の説についてもう少し発信できたら良いなと思っています。

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