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料理とご飯と私と経歴

公開日: : 料理について

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こんにちは。

「なぜ料理家として活動をしているのか」ということを聞かれることが多いので・・
自分の経歴と、ここまでの自分の想いを自己紹介として書きたいと思います。

まず、私の社会人最初の仕事を知っている人が少ないので、そこから。

私は健康食品のメーカーに勤務し、最初はコールセンターと物流管理を担当。お客様の声を聞いて会社に改善提案や新商品ニーズを提案していたら、商品企画の担当も任されるようになりました。
そこで手がけた商品のひとつが初年度年間売上高30億円、最盛期には50億円超の売上をあげたので、恐らく人の目に届いている商品の企画担当だったのかなと思います。

毎日栄養学の勉強や学会への参加、お客様の声を聞くのが仕事でした。
一番心に深く残っているのは、日本癌学会に参加した時の「末期ガン患者の話」。今でも私の料理理念の根幹になっています。

末期ガンとは、身体中の細胞がガン細胞に侵され、手が尽くせなくなった状態のことで、「余命」が宣告されます。そんな末期ガン患者に対して行った当時の研究で著しく効果があったのが
「食欲を持ってもらう」
それだけのことでした。
「食べたい」、と思う気持ちが人間の免疫細胞にいかに大きな影響を与えるか、そして寿命を大きく伸ばすかという研究結果でした。人は食事をしたいという意欲が脳と体に大きな影響を与えていて、病気がきっかけで食事をまともにとれなくなることで免疫系統に支障が出始め、病状がより悪化していきます。

現代の日本は世界中が飢餓に苦しんでいる中、飽食という言葉が使われる恵まれた国です。でも、実際に食事を楽しんで豊かな食卓(豪華という意味ではなく、ちゃんと食事を楽しむことができる食卓)を日々囲んでいるかというと、そんなことはありません。栄養面ではカロリー過多なのに栄養失調になっている人が沢山います。

食事の大切さを知っていても気を配ることの難しさとも直面しました。べき論を述べるだけなら簡単ですが、日々仕事に追われると食の優先順位が下がってしまいます。

知識を持っていても伝えることや役立てることに繋がらないジレンマを抱え、販売戦略や伝える技術を学びたいという気持ちが強くなり、広告代理店へ転職。プランナーとして「商品を売るため」のことを日々考えて、自分の原点である「食」を広める技術を日々の中で勉強することができたかなと思います。
プランナーとして仕事をしながらフードコーディネーター資格を取り、色々な料理教室に通い、様々な勉強や実践を経て、今の私がいます。

妊娠と出産を通して食の知識が生活に密着し、実践的になってきました。食育の勉強も始めました。日々勉強・研究です。

料理歴が長いくせに千切りは下手だしドジだし、料理人には向いていない私ですが。
だからこそ、料理家向きなんだと思うようになりました。
私が失敗しないレシピを書けば、誰もが失敗しないレシピになります。毎日のことなので抜ける手を抜いて、美味しさと栄養だけは大切に。

食べたいという気持ちがあれば、その1食が生きる活力になる。
だから、食べたいと思ってもらえる食卓を提供したり、その手伝いをしていきます。

自己紹介のくせに長い文章になってしまいましたが。
また、美味しいご飯と楽しい時間をご一緒できますように。

2016.6.1
田中よしこ拝

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